なぜ「土壌細菌」は、腸活アイテム(プロバイオティクス)として活躍が期待できるのか!?
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わたしたちが注目する「土壌細菌」とは?
主に土壌中に生息する細菌・真菌類・放線菌です。
生態系においての土壌細菌の役割は、落ち葉や動物の糞や死骸といった有機物を二酸化炭素やミネラルに分解することです。
これらの微生物は、土壌中の窒素やミネラルを植物の根が吸収しやすいように加工し届ける働きもしています。
主に根の近くに棲む菌根菌のような微生物は、植物との共生関係の中で植物の成長や免疫にも複雑に関与するとされています。
腸内細菌の祖先は土壌細菌?
近年、腸内細菌の祖先は土壌細菌由来であると言われてきています。
私たち人間を含め、あらゆる生物は太古の昔から微生物と共生関係を築き発展してきました。私たちと腸内細菌との共生関係は、祖先が食べ物と共に土壌細菌を取り込み、その菌が腸に定着したことから始まったと考えられています。
土壌が作られる中で微生物が多様化
4億7千万年前までに地衣類などの植物が上陸したことで土壌が形成されました。
土壌には生物の死骸などの有機物が蓄積し、それを土壌中の微生物が分解することで栄養分として土壌に蓄積されます。その栄養分を摂り入れてさらに多種多様な植物が繁殖し、多様な生物が育つ環境が作られ現在まで続くことになります。
微生物と動植物の共生関係の発展
微生物と動植物の共存関係の営みの中から、植物に付着したり動物の体内に入り込むことによる共生関係も生まれてきたと考えられています。腸内細菌とその働きにより健康を保っている私たち人間も微生物と共生関係にあります。私たちが食べた食物を腸内細菌が代謝することで、エネルギー生産や代謝の調節、免疫力の維持やメンタルヘルスなどにも重要に関与していると言われています。
腸内細菌と土壌細菌の働きは似ている
土壌中で行われている植物の根と菌類の共生は、人間の腸と腸内細菌の関係性に似ています。健全な土壌と健康な体のどちらも微生物の多様性が重要であると言われています。腸内細菌と土壌細菌は働きが似ている部分が多いことも、腸内細菌の祖先が土壌細菌と考えられている所以です。
SOILcureの開発者 佐々木氏が土壌細菌群に着目したきっかけ
土壌細菌群を活用した発酵技術で製造された発酵おからは、畜産や農業の現場で生産物の成長促進や健康状態の改善が観察されたことで高く評価されていました。
この事実に着目し現場を取材したのが、当時マルチメディアコンテンツ制作に携わっていた佐々木淳氏です。この時の取材によって、土壌細菌群のはたらきと生物の健康との関連性に深く興味を抱いた佐々木氏は、土壌微生物や腸内細菌に関する学会に参加し、考察を深めました。
その結果、土壌細菌群の特徴を活かして製造された発酵おからが生物の腸内環境に良い影響を与える可能性があるという考えに辿り着き、2005年にヒト用サプリメントの開発をスタートしました。
土壌菌サプリSOILcureの「プロバイオティクス」としての適正
プロバイオティクスは、 FAO/WHO ガイドラインにおいて、「適切な量を摂取した際に宿主の健康に有益な効果をもたらす生きた微生物」と定義されています。
自社で行った解析から、SOILcureは土壌由来の50種類以上の有用菌を含有していることがわかっています。SOILcureの人工消化液中での生残性試験の結果では、含まれる有用菌群が増殖する過程で短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸等)を産生していること、また、細菌が短鎖脂肪酸を産生することが判明しています。
土壌菌のはたらきと多様性に着目!
現在、さまざまな研究により、生活習慣や人種にかかわらず当てはまる健康長寿のための腸内細菌の条件として「腸内細菌の多様性を高く保つこと」が着目されています。
SOILcureは土壌細菌群の特徴を活かし、自然界から受け継いだ土壌由来の有用菌群の多様性を崩さずに、安全な菌叢を維持したまま製品を製造する独自の発酵制御技術により製造しています。
実際に試してくださったお客様からは嬉しい体感の声をお寄せいただくこともあります!
まずは1週間、体感の変化を観察しながらお試しいただければと思います。